【検証】ハイパースペクトルカメラを使って分類してみた

カメラ

皆さん、こんにちは!
上越市を拠点にし、「FA設備・装置開発」と「画像処理」に強い会社、NSIです!
私達は豊富な経験と専門知識で、各種業界の自動化・システム化のお手伝いをしています。

さて、今回は表題の通り「ハイパースペクトルカメラ」についての記事となります。
ハイパースペクトルカメラについて、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

ハイパースペクトルカメラとは?

そもそも、人間の目は赤・緑・青の3色の光を検知し、その3色を組み合わせて様々な色を認識しています。
光の情報の一部は「波長」と呼ばれ、この長さによって認識できる色が変わってきます。

この波長の種類の違いを表しているのが「スペクトル」と呼ばれるもので、波長の種類を特に目立つ7色(赤, 橙, 黄, 緑, 青, 藍, 紫)に分けた帯として表示されます。身近な例を挙げると、虹がそれに当たります。

さて、人間の目は3種類の光を検知できますが、ハイパースペクトルカメラは何種類の光を検知できると思いますか?
カメラの性能によって異なりますが、一般的には、数百~数千種類以上の波長を検知することができると言われています。
つまり、ハイパースペクトルカメラは、検知できる波長の範囲が非常に広いカメラです。
そのため、人間の目では認識できない微細な違いを見つけることができます。

分類してみる

実際に、ハイパースペクトルカメラを使って撮影してみました。
指定した波長で色分けしてくれるツールを使い、分類を行います。
今回撮影したワークは「錠剤」です。果たしてうまく分類できるでしょうか?

今回は色々な種類の錠剤を2つずつ撮影してみました。
上から順に、「腸の薬」「ビタミンのサプリ」「亜鉛のサプリ」「乳酸菌のサプリ」「清涼菓子」「肌の薬」となります。
目視で判別するのが難しいものワークでも、わずかな波長の違いで分類が可能です。

最後に

今回はハイパースペクトルカメラを使い、分類を行ってみました。
異物の混入検査や、不良の検出などに活用できそうですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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