【検証】AIカメラで行動検知してみた

カメラ

皆さん、こんにちは!
上越市を拠点にし、「FA設備・装置開発」と「画像処理」に強い会社、NSIです!
私達は豊富な経験と専門知識で、各種業界の自動化・システム化のお手伝いをしています。

あっという間に2月ですね。
最近はプログラムネタが続いていましたが、ここで一旦別のネタをご紹介。
というわけで、久しぶりのカメラネタです!

今回はAIカメラを使って色々と検証してみました。
AIカメラとは?どういうことに使えるの?という点を分かりやすく解説していきます!

AIカメラとは?

AIカメラとは、人工知能(AI)によって画像や映像を解析するカメラ のことを指します。
AIを使用することにより、通常のカメラ機能に加え、対象物の認識や分析が可能となります。
通常のカメラとAIカメラの違いを簡単にイラストで表してみました。
なんとなくイメージは掴めたでしょうか?

通常のカメラ

カメラで撮影した映像がただ表示されているだけなので、常に見ていないと気付くことができません。

AIカメラ

カメラで撮影した映像内で、ある動作を検知したらアラームを発生する といったことができるため、常に見ていなくても気付くことができます。

べんぞうくん
べんぞうくん

AIによってリアルタイムで行動を検知することができるんだね。

AIカメラを使って検知してみる

今回使用するAIカメラには、様々な検知機能があります。
早速いくつか検知機能を試してみましょう!

転倒検知

人が転倒したかどうかを検知する機能です。
下図では立った状態から転倒していますが、着座した状態から転倒した場合の検知も可能です。

人数検知

画面内に何人映っているかを検知する機能です。
検知する条件を変えることができるため、例えば「10人以下であるか」や「5人であるか」といった条件でも検知することができます。
下図では「0人以上であるか」という条件で検知しています。

接近検知

人が一定距離以内にいるかどうかを検知する機能です。
検知する条件を変えることができるため、例えば「○cm以上離れているか」といった条件でも検知することができます。
動画では「50cm以内接近しているか」という条件で検知しています。

接触検知

人と接触したかどうかを検知する機能です。

滞留検知

人が一定時間留まっているかどうかを検知する機能です。
検知する秒数は変えることができます。
動画では「5秒以上滞留しているか」という条件で検知しています。

活用事例を考えてみる

AIカメラを使うことで、様々な状態を検知することができました。
しかし、どういった用途で使えるのか? という疑問点があるかと思います。
そこで、活用できそうな事例を考えてみました。

事例1. 作業員の状態監視

大規模な工場だと、作業員一人一人が安全に作業しているか常に把握するのは難しいです。
万が一、体調不良やけがで倒れている人がいた場合、すぐに発見することができない可能性があります。
「転倒検知」を使えば、倒れた直後に警報が鳴り、すぐに発見することができます。

事例2. 混雑具合の把握

飲食店などでは、お客さんを席に案内するために、混雑具合を把握する必要があります。
しかし、店内を見回しても一度に正確な人数を把握するのは難しいです。
「人数検知」を使えば、一目で混雑具合を把握することができるため、混雑を回避しながら席への誘導をすることが可能であったり、日中の混雑状況をデータとして記録し働く人のシフト調整に活用したりすることが可能です。

飲食店に限らず、店内の混雑状況を把握し緩和誘導が可能となります。AIカメラと猫型ロボット(最近飲食店でよく見るヤツ) のような自立ロボットが連携し、リアルタイムで混雑する前に誘導しに行く… なんてこともできるかもしれません。

べんぞうくん
べんぞうくん

今はまだ難しいかもしれないけど、そんな未来はもう目の前まで来ているね!(ドラ○もんはまだ先かな?)

事例3. 建物の防犯対策

防犯対策といえば防犯カメラですが、常にカメラ映像を監視するのは現実的ではありません。
例えば不審者が建物に侵入した という場合、通常の防犯カメラでは侵入された後に確認することがほとんどなので、手遅れとなってしまうことも…。
「滞留検知」を使えば、建物内でうろうろ不審な動きをしている人を警報で確認できるので、直ぐに対処可能です。 外にカメラを設置しておけば、未然に侵入を防ぐことができるかもしれません。

AIカメラのメリット・デメリット

活用事例は分かりましたが、わざわざAIカメラを使う必要はあるのか? という疑問も出てきます。
そこで、AIカメラのメリット・デメリットについても考えてみました。

メリット:労力の削減

今まで人が確認していたことが、AIによって行えるようになります。
その結果、他のことに労力を使えるようになります。

デメリット:費用が高額

一般的な防犯カメラの相場は、安いものだと1万円~購入が可能です。
AIカメラは搭載されている機能にもよりますが、10万円~も珍しくないため、導入のハードルがやや高いといえるでしょう。

べんぞうくん
べんぞうくん

目的に合ったものを選択するのが大事だね。

最後に

今回は「AIカメラ」を使ってみました。
導入コストはかかるものの、魅力的な機能がたくさんあります。
皆さんも検討してみてはいかがでしょうか?

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ご質問・ご要望・ご相談などは、下記お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
http://www.net-nsi.co.jp/toiawase.html

べんぞうくん
べんぞうくん

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