皆さん、こんにちは!
上越市を拠点にし、「FA設備・装置開発」と「画像処理」に強い会社、NSIです!
私達は豊富な経験と専門知識で、各種業界の自動化・システム化のお手伝いをしています。
5月に入り、NSIも新年度がスタートしました。
気持ちを新たに、本ブログの更新にも力を入れていきます!
今回は、前回のお知らせに掲載したリーフレットの内容について、メリットや活用事例を交えながらご紹介していきます。業務の課題に対するヒントとして、ぜひお役立てください。
リーフレットはこちら↓
CODESYSとは?
CODESYSとは、Controller Development System(コントローラー開発システム)の略であり、産業用コントローラーが自作できるソフトウェア です。
世界の幅広い分野で、CODESYSが採用されています。
さて、冒頭にある「コントローラーが自作できる」とは一体どういうことなのか?
従来のシステムでは、制御機器やPLCは特定のメーカーによって提供されることがほとんどで、ユーザーはその中から選択する必要がありました。
また、プログラミング環境や機能もメーカーによって異なるため、特定のシステムに依存することが多く、カスタマイズ性に制約がありました。
しかし、CODESYSは従来のシステムと違い、大きく3点の特徴があります。
全世界で使用されるソフトPLC
ハード依存がない、ソフトPLCであるため、x86系CPUとWindowsまたは、LinuxやRTOSなど数々のプラットフォームで運用することが可能です。
圧倒的な通信速度
共有メモリを介したPCとPLC間の通信により、Ethernetを遙かに超えるデータ交換速度を実現します。そのため、リアルタイム性が求められる場面で活躍が期待されます。弊社の通信テストでは、10KBデータが1μsecで送信できることを確認しました。
幅広い拡張性
CODESYSは国際規格(IEC 61131-3 規格)に準拠しており、複数のプログラミング言語をサポートしています。また、豊富なフィールドバス通信に対応しているため、拡張性も問題ありません。(EtherCAT、Ethernet/IP、Modbus RTU 等)
CODESYSのメリット
実際にCODESYSを使用したことがある社員に、CODESYSのメリットを聞いてみました。
CODESYSを使用するメリットって何かありますか?
PCとPLCが1つのPCで制御できる というのがメリットだと思います。
従来だとPLCとPCは別々に制御する必要がありますよね。
1つのPCで制御できるため、通信速度の高速化はもちろん、
ハード面のコストを抑えられるのも魅力じゃないかと思います。
なるほど、ありがとうございました!
活用事例
さて、CODESYSのメリットが分かったところで、今後の活用事例について考えてみましょう。
弊社ではこれまで製造業向けの検査装置にCODESYSを導入しています。
CODESYSの特徴を活かすことで、従来のPLCでは実現出来ない制御システムへの展開も出来そうです。
特徴1. 画像処理結果に基づくリアルタイムモーション制御
冒頭でもご紹介したとおり、通信速度が従来と比べ圧倒的に速いのが特徴です。
そのため、画像撮影 → PCアプリで画像処理 → 共有メモリで画像処理結果転送 → 処理結果に応じてPLCでモーション制御 という一連の流れも、高速に処理することが可能です。
特徴2. 高度なデータ管理能力
データベースを活用することで、大規模で構造が複雑なデータ管理もPLC制御で実現可能です。
これにより、製造業、物流などあらゆるシーンにおけるデータ管理制御をPLCで実現することもできます。
特徴3. クラウドやAiとの連携
クラウドベースのアプリケーションやサービスとまたは、Aiアプリケーションとシームレスな連携を実現することが可能です。クラウド連携やAi活用により、より高度なデータ管理、分析を実現し、先進的な制御を実現することが可能になります。
最後に
今回は、CODESYSの特徴や活用事例についてご紹介しました。
弊社でもCODESYSを使用した開発事例がいくつかあります。
ご興味がある方はぜひ、お問い合わせください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ご質問・ご要望・ご相談などは、下記お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
http://www.net-nsi.co.jp/toiawase.html
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