皆さん、こんにちは!
上越市を拠点にし、「FA設備・装置開発」と「画像処理」に強い会社、NSIです!
私達は豊富な経験と専門知識で、各種業界の自動化・システム化のお手伝いをしています。
早いものでもう4月の後半ですね。
上越の桜も見頃を終え、緑色の葉が出てきています。
さて、春といえば新たな始まりの季節ですが…。
実は、先日初めての出張に行ってきました!
今回は、そんな初出張の様子を写真とともに振り返っていきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
出張の経緯
突然ですが、エヌエスアイの業務内容をご存じでしょうか?
当ブログの冒頭でも毎度記載している通り、「FA設備・装置開発」や「画像処理システム開発」などを主に行っています。
そのため「iPhone修理」は全くの未経験。一体なぜ、新たな分野に踏み込もうと思ったのか…?
さて、現代において、スマートフォンは日常生活に必要不可欠なものとなってきています。
スマートフォンにはAndroidやiOSといったOSがありますが、国内のiOSのシェア率はどのくらいだと思いますか?
実は、国内のおよそ60%がiOS、つまりiPhoneを使用しています。(2024年4月現在)
出典:https://gs.statcounter.com/os-market-share/mobile/japan/#monthly-202404-202404-bar
日常生活での使用頻度が高いということは、壊れるリスクも高いということになります。
正規店でのiPhone修理はデータがすべて消えてしまうし、買い換えるにしてもかなりの出費…。
そんな中、iPhone修理の需要は高まってきています。
今回の出張の内容である「iPhone修理研修」は、こういった需要の高まりはもちろん、新たな技術を習得し、弊社のサービスの幅を広げる というのが目的となります。
今後は、習得した技術的な知識やノウハウを活かし、弊社サービスとして提供できるようにするのが目標です。
研修内容
今回受講させて頂いたのは、エーペックス株式会社が運営する「iPhone修理技術研修」です。
3日間に渡って、主に複数機種のiPhoneのバッテリー、パネル交換方法について教えて頂きました。
エーペックス株式会社
https://www.aapex.co.jp/
3日間、お世話になりました!
研修1日目
研修内容
- iPhoneSE バッテリー・パネル交換
- iPhone6s バッテリー交換
1日目の研修を通して
講師の方にお手本を一通り見せて頂いてから実践という流れで行いました。
工程はあるものの、そこまで複雑な作業はないため、順番さえ間違えなければ大丈夫と思いきや、パネルを外すのに一苦労…。
パネルが外れたら、パーツを順番に取り外していくのですが、そのパーツの細かさにも衝撃を受けました。
ネジに至っては米粒ほどのサイズしかなく、しかも場所によって長さが違っているとのことで、どこに何がついていたか分かる状態にしておくなど、修理する上で様々な点に注意する必要がありました。
やっとの事でパーツを元に戻し、いざ電源を入れてみると…?
なんと… 画面上に謎のノイズが発生!
コネクタがしっかり接続されていなかったのが原因と思われるとのことで、再度分解することに…。
分解してみると案の定、コネクタが外れていました。
コネクタを接続し、パーツを元に戻したらしっかり画面が映りました!
iPhoneSE(第1世代)は今回の研修で最も難しいとのことでしたが、かなり苦戦しました。
果たして無事に研修を終えられるのだろうか…という不安もありつつ、なんとか1日目が終了しました。
研修2日目
研修内容
- iPhone6s パネル交換
- iPhone7 パネル交換
- iPhone8 バッテリー交換
- iPhoneXR バッテリー・パネル交換
2日目の研修を通して
パネルを開けたり、ネジを外したりといった作業は共通であるため、段々と慣れてきました。
しかし、機種が新しくなったことでネジが変わってきたり、本体に付属していて替えが効かない部品(FaceID等)が出てきたりし、より慎重に作業する必要がありました。
2日目の最後は自分のスマホのバッテリーを交換しました。
筆者はiPhone8を使用しているのですが、購入してから6年ほど経過しており…。
そろそろバッテリーを交換しようと思っていたところでした。
今日教えて頂いたことを思い出しながらバッテリー交換し、電源を入れて問題なく画面が映ったときは達成感がありました!
2日目の研修も終了し、いよいよ明日で研修最終日。
最後まで張り切っていきましょう!
研修3日目
研修内容
- iPhone8 ライトニング交換
- 水没分解洗浄
- iPhone12 パネル開け方(パネルオープナーの使い方)
- iPhone12 リアカメラレンズ交換
3日目の研修を通して
ライトニング交換は、バッテリー交換やパネル交換と違って基板を取り外す必要があり、最も工程が複雑でした。
手順が複雑な分、順序を守らないと元に戻す際に分からなくなってしまうため、落ち着いて丁寧に作業する必要があります。
今までの倍くらい工程が増えるよ。(無慈悲)
また、水没したiPhoneの処置方法やパネルオープナーの使い方についても教えて頂きました。
最後に行ったリアカメラレンズ交換は、分解する必要がないため今までと比べて楽そう…と思ったのも束の間、カメラ本体を傷つけないように割れたレンズを除去するのはかなり神経を使います。
地道にレンズを取り除き、なんとか交換できました。
こうして最後の内容も無事に終え、3日間の研修が終わりました。
研修を通して
複数機種を通して、基本的な作業はどの機種も共通していることが分かりました。
しかし、機種によって注意点やパーツの配置等が変わってくるため、繰り返し何度も分解→組立を繰り返して練習する必要があると実感しました。
また、修理技術だけではなく、例えばホームボタンが使えない場合の電源の強制終了方法や、データのバックアップ方法など、iPhoneにまつわる知識も必要になってくると思いました。
まだまだ学ぶことがたくさんあるね。
おまけ
今回の研修は横浜で行われたため、夕食のついでに横浜を散策してみました。
横浜のシンボルである観覧車や、ランドマークタワーを見ることができました。
(ここだけの話、何度か駅で迷いました…。)
最後に
今回は iPhone修理研修 について振り返ってみました。
この場を借りて、研修に関わって頂いたすべての方に感謝申し上げます。
今後、弊社サービスとしてiPhone修理を提供できるよう、日々練習を進めていきます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ご質問・ご要望・ご相談などは、下記お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
http://www.net-nsi.co.jp/toiawase.html
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