皆さん、こんにちは!
上越市を拠点にし、「FA設備・装置開発」と「画像処理」に強い会社、NSIです!
私達は豊富な経験と専門知識で、各種業界の自動化・システム化のお手伝いをしています。
さて、今回はPythonのコードをexe化する方法についてまとめようと思います。
Pythonをexe化したい という方に、この記事が役に立てれば嬉しいです。
Pythonをexe化するメリットとは?
まず、Pythonで記述されたコードを実行するには、Pythonをインストールする必要があります。
そのため、ソフトを実行させたいだけなのに実行環境を構築する必要があり、かなり手間となってしまいます。
PyInstallerでexe化する
今回はPyInstallerを使ってexe化していきます。
PyInstaller以外にもexe化できるライブラリはいくつかありますが、簡単にexe化するならこれがオススメです。
1. pyファイルを準備する
exe化するpyファイルを準備します。(ファイル名:Hello.py)
まず、テキストファイル(Hello.txt)を作成し、以下のソースをコピペします。
今回は名前を入力したら「[名前] さん、こんにちは!」と表示するプログラムを作成してみました。
# 名前を入力
name = input("あなたの名前は?:")
# テキスト表示
print(name + " さん、こんにちは!")
# 入力待機(画面がすぐ閉じないようにする)
input()
ファイルを保存したら、拡張子を「.py」に書き替えます。(Hello.txt → Hello.py)
これで準備は完了です。
2. PyInstallerをインストールする
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
※ 以下はPythonがインストールされている場合のコマンドです。別の開発環境(Anaconda)等を使っている場合は、それに合わせて変更してください。
pip install pyinstaller
3. exe化する
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
まず、pyファイルがあるフォルダへ移動します。
今回は「Z:\PythonTest」の中に保存してあるので、ドライブを移動します。
z:
続いてフォルダへ移動します。
cd Z:\PythonTest
exe化するコマンドを実行します。「Hello.py」の部分は対象となるファイル名を入力してください。
「–onefile」と指定することで、すべてのファイルを1つにまとめてexe化することができます。
pyinstaller Hello.py --onefile
画面上にsuccessfully.と表示されれば完了です。
フォルダを見てみると、以下のような状態になっているかと思います。
exeファイルは「dist」の中にあります。
Hello.exeをダブルクリックで実行してみます。
問題なく実行することができました!
最後に
今回は PyInstallerを使って、Pythonコードをexe化する方法についてまとめました。
exe化することで、手軽にソフトを配布することができるので便利ですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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